なぜ今さら手書き?手書き製図のメリット・デメリット

手書き製図のメリット

現在では、CADは設計業務に欠かせないツールです。それなのに、あえて手書きで製図を行うメリットが果たしてあるのでしょうか?実は、大学や専門学校の授業では、今でも手書きで図面を書くところが多いそうです。製図や設計の基本を習得できることに加え、考える力を身につけられるという理由から授業に組み込まれています。簡単に図面を作成できるCADとは違い、手書きでは線を一本ずつ丁寧に引いていかねばなりません。設計物の仕様を考えながら製図するスキルが求められるので、自然と考える力が身につくというわけです。また、スケール感がわかりにくいCADに対して、手書きでは実際の設計物のスケール感をつかみやすいというメリットもあります。

手書き製図のデメリット

手書き製図は、ひとつの図面を書くのにとても時間がかかります。一本一本、自らの手で線を引いていくわけですから、当たり前といわれればそうですよね。そして、図面の修正作業が厄介な点もデメリットといえます。例えば、図面が完成した後に必要のない線が見つかった場合、その線一本だけをきれいに削除することは想像以上に手間がかかるものです。周囲にある必要な線は消さないように、慎重に作業を行わなければなりません。一本だけならまだしも、何十本、何百本と修正が発生した場合は、膨大な時間がかかってしまいます。実際の業務において、修正作業は頻繁に起きることなので、手書き製図よりはCADのほうが実用的なのです。

電気CAD」とは電機設計に特化したCAD(Computer Aided Design)のことです。電気設計をサポートするさまざまな機能を備えているので、設計の効率を大幅に向上させることができます。